▼体験活動「脱穀作業」 2007年9月27日(木)
  2週間前の稲刈り・はさかけ作業に続き、脱穀作業を実施しました。「キャリア教育」と「食育」の一環として取り組んできた一連の体験活動ですが、5月の田植えに始まり、今回の脱穀作業で一区切りとなりました。

  本日は、前回の稲刈り終了後に、本校に持ち帰り校舎敷地内で乾燥させた分を脱穀しました。作業にあたっては、妹背牛町に協力いただきお借りした『足踏脱穀機』(妹背牛町郷土資料館所有)を利用しました。各クラスに割り当てられた時間は1時間、前後半に分かれて、脱穀作業と新米によるおにぎりづくりを交互に行いました。
  脱穀作業では、2人1組になり、脱穀を行う生徒と稲わらを渡す役に分かれ、作業の手が空いている生徒が足踏みにより脱穀機を回転させました。最初はおそるおそる作業を進めていた生徒でしたが、次第に作業にも慣れ、積極的に取り組みました。
  また、水本様によって一足先に脱穀・精米作業を終えたお米は、炊きあげられた後、全生徒の手によっておにぎりが握られ、全校生徒で試食しました。お米そのものの味を感じて欲しいという願いから、最初は何もつけずにいただき、つけても塩だけという、シンプルなおにぎりでしたが、生徒はお米の香りとほのかな甘みに「すごくおいしい。」と歓声を上げていました。
  
  約半年間をかけ取り組んできた「米作り」の体験活動を通して、生徒は作業の大変さを実感するとともにお米の大切さ・美味しさを再認識したようです。今後、精米作業を経て販売を行うことになりますが、引き続き、生徒が中心となって取り組みを進めていきます。

  なお、この度の脱穀作業においては、稲刈り作業に続き、水本様ご家族を始め、多数のPTAのご協力を得て実施することができました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。また、記録としてビデオ撮影していただいた徳光様、お忙しいなか誠にありがとうございました。
   足踏脱穀機
商業科の和田教諭が使用方法の説明を行いました。
脱穀の様子
稲の根本をしっかりと持ち、もみの部分を装置の中に入れて、脱穀を行いました。
足踏みの様子
生徒が両サイドに分かれて、力一杯足踏みし、装置を回転させました。
※右の写真の上にマウスを重ねると写真が拡大されます。 担任も参加
3Aの生徒に混じり、担任も参加。生徒と息の合った作業を行っていました。
炊きあがった新米
立ちのぼる湯気とやわらかな香りに生徒達からは、歓声が上がっていました。
おいしいね
新米のおにぎりを口いっぱいにほおばり、「おいしいね。」と感想を言っていました。