▼体験活動「稲刈り」 2007年9月11日(火)
  今年度、本校では勤労の尊さを理解し、自己の生き方を考える「キャリア教育」と、本町主要特産物である米にかかわる体験活動から「食育」を育むことを目的に、3学年保護者である水本雅英様ご家族の協力のもと、田植えから稲刈りまでの一連の流れの体験活動を実施してきました。

  本日は、その大きな節目となる稲刈り・はざかけを全校生徒で実施しました。前日には、水本様の協力を得て、すでに水を抜いてある水田に本校教員がはさを設置しました。当日は、まず本校で稲刈りに関するオリエンテーションを実施し、稲刈り鎌の使い方や作業手順について生徒に事前指導しました。現地への移動は、「田植え」に引き続き、妹背牛町の全面協力により町バス等を利用させていただきました。
  現地に着いてからは、作業手順の確認の後、生徒が向かい合う形で互い違いに稲を刈り始めました。最初は、鎌の使い方がぎこちない生徒が多い状況でした。しかし、次第に扱いに慣れ、2株・3株同時に刈る生徒も現れるなど、集中して作業に取り組み、予定時間を大幅に上回る形で稲刈りが終了しました。
  次に、刈り取った稲を9株ずつ束ね、わらヒモでしばる作業を行いました。大量の稲を束ねるのは非常に大変でしたが、生徒は楽しみながら一生懸命取り組みました。束ねた稲は、4段に分けられたはさに生徒自らかけ、こちらも予定時間を大きく上回る形で全作業が終了しました。
  今後、約2週間、はさにかけた状態で稲を乾燥させ、その後脱穀作業等を行う予定です。水本様の話によると、今回収穫した米が食べられるようになるのは、約1ヶ月後になるとのこと。生徒とともに待ちたいと思います。

  なお、この度の稲刈り実習においては、前日のはさ設置の段階より、水本様ご家族を始め、多数のPTAのご協力を得て実施することができました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。また、妹背牛小学校PTA会長板垣様、妹背牛中学校PTA会長長谷川様にも参加・ご支援いただくとともに、記録としてビデオ撮影していただいた徳光様、お忙しいなか誠にありがとうございました。

   黄金色に実った穂先
 穂の中には、白く光るお米が作られています。
前日のはさ設置の様子
 水本、佐藤様の協力を得て、教職員が小雨が降る中、設置作業を行う。
稲刈りの様子
 左手で稲の茎をしっかりと押さえ、右手で刈り取りました。
※右の写真の上にマウスを重ねると写真が拡大されます。 刈り取った後
 9株を1束としてまとめ、自分の後方に置いていきました。
わらヒモでしばられた稲
 2人1組で、ひとりが稲束を持ち、もう1人がヒモでしばりました。力の必要な大変な作業でした。
はさかけの様子
 生徒が自主的に役割分担をして、スムーズに作業を行いました。
稲刈り後の妹背高ライフィル
 黄金色の水田は、稲刈り後、稲の茎だけを残していました。その風景に少し感動しました。