妹背牛町立妹背牛中学校
お知らせ

1月 校長室より

残る足跡 と 残す足跡

 

校 長  渡 邉   現

24日間の冬休み期間を終えた日に行った全校集会では、生徒へ、「4月のあなたはどんな目標を立てているのか」、そして、「その目標を立てられるわたしになるまであと3か月でどうやって自分を成長させるのか」を問いました。2月が近づくいまの生徒。特に、3年生の凛とした雰囲気です。学校全体が学びに向かっており真摯な姿に満ちた妹背牛中です。保護者・地域の皆様には、こうして生徒の安全・安心へのご指導をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

 

全日本中学校長会で編集している教育冊子を開きました。読者の校長らが、20数年前に関わった中学校での生徒指導での様子と自省の回想手記を寄せていました。

* おれ、怒られたんひさしぶりや →(机に両足を乗せて睨む生徒に注意し荒れた翌日に言われた)

* 一番腹立つのは無視されることや →(授業に出ないで廊下にかたまっている生徒へ声をかけて)

* この学校で三年間ぼくたちを担任してくれた先生はいませんでした →(卒業式での生徒の言葉)

* 私も声をかけてほしかった。叱ってほしかった →(成績が抜群でいい子だった生徒からの言葉)

 

――学校に荒れを感じた教職員は、力で抑える、指示に従わないものは相手にしない、そして、学年や学校を避けて去っていく。子どもにとってもおとなにとっても、学校がますます息苦しい場所になっていく。当時は、そんな対応をしてきた――

 

 また、別の校長からの回想手記には、

――校内暴力として生徒間暴力、対教師暴力、器物破損等。学習面でいえば授業放棄、授業妨害、学力低下。その他にも生徒会活動等の自治活動の機能不全、部活動における問題行動、地域における問題行動、教職員のモラルの低下、服務事故のハザード等。毎日、同時多発的に次々と表出してくる。校内では、学校教育においてあるべき「当たり前」のことが300項目は壊れているとの見解を共有することができた――

 

 これまで、日本の学校では全ての生徒に一定水準の教育を保障することを決してあきらめないことや、生徒指導でも様々な場面を通じて生徒の状況を把握して指導を行い成長に寄り添うこと、など、知・徳・体を一体で育む学校であることを目指しました。そしてわたしたち教職員は、「生徒」を主語として、保護者、地域の方々とともに、学校がどの生徒にとっても身体的にも精神的にも安全・安心な居場所であることを志してきました。これらは「日本型学校教育」と言われます。

 令和8年のいま、学校では「令和の日本型学校教育」の実現を目指しています。教職員一同、生徒の成長実感を基にして、生徒も教職員も保護者も地域住民も、だれもが妹背牛中学校のことを「我が学校」として誇れる学校であるよう、尽力いたします。

生徒が様々な人との関わりによる学びを通じて自分の存在と価値を認め、集い、ともに笑い、励まし合う。認め合う。そんな妹背牛中学校でありたいと強く思った午年の初めです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。