妹背牛町立妹背牛中学校
お知らせ

9月 校長室より

「史上最高にキャパい祭」を終えて~次につなげる~

 

校 長  渡 邉   現

 

9月6日(土)今年度の学校祭を終えました。ご来賓の皆様、保護者の皆様、地域の皆様には、一日を通じて生徒の活躍を励ましていただきましたこと、深く感謝申し上げます。

学校祭を振り返ります。

静寂の中に映し出された映像から始まった学校祭。続くコミカルな映像とショートコント挿入。数々の工夫により会場は一気に学校祭に没入しました。凛とした気概に溢れた開会式。続く吹奏楽部の演奏では、下級生と上級生が共に皆で協力して高めてきた4月から今日までの妹背牛中学校の様子をそのままに表現してくれているような伸びやかな発表でした。

学校祭は、各学年の総合発表、昼の休憩とPTAバザーをはさみ、学年合唱と全校合唱の発表、縁日、有志発表へとプログラムをつなぎ閉会式に進みました。

友だちの成功にも思いを馳せて寄り添っている心遣い。頂いた大きな拍手に「やった!」という晴れやかで満足そうな表情。主役として躍動していた生徒の姿は、発表を終えて幾日か経ったいまもこうして心に残ります。

1年生の総合発表では、初夏に実施した見学旅行を要に据えた成果発表でした。「私たちは10人で発表する力がここまで確かについている!」ということをまさに証明した発表でした。

2年生の総合発表では、上級学校への体験学習をもとに将来の自分の姿に照らして未来の妹背牛に表しました。全員の体験的な学びを協働的に融合させ昇華させて深い学びを得た成果発表でした。

3年生の総合発表では、修学旅行の学びを振り返る成果発表でした。3年生がこうして修学旅行を成功に導いたのは4月。修学旅行のあの日から今日まで、修学旅行の成功を生かして学校中で発揮し続けている3年生の姿がこうしてここにあるのだ、ということを再認した発表でした。

正面に掲げたバック絵。これまでの学習を表した展示作品も数多く出品しました。会場の全員が参加してくれた縁日の大盛況。史上最高の学校祭にしようとする心意気が詰まった有志発表。準備期間の陰の作業を丁寧に取り上げた映像企画。

そして、本校の生徒の歌声です。これだけの感動を届けてくれました。誠実で一生懸命でお互いを思い合う生徒。歌声はそのままを表していました。

 

学校祭の一日を通じて、お越しいただいた方々にいまのわたしたちのすばらしさをこうして伝えられたことに、生徒は、皆、とても満足そうで晴れやかでした。

妹背牛中学校の学校祭は、今年で78回の歴史を積み重ねました。学校祭の当日には、地域の方から「もうずいぶん昔にはなりますが、私もその78回のうちの一つを担っているのですよね。」と声もかけていただきました。今年の生徒にとっても同様です。学校祭を通じたこの学びは、長い人生の中でも決して欠くことのできない大切な1ページとなるはずです。