妹背牛町立妹背牛中学校
お知らせ

7月 校長室より

振り返って次につなげる

 

校 長  渡 邉   現

 

野球部では6月15日での春季大会と7月19日からでの全日本軟式野球大会北海道大会で、特設部陸上では6月7日での中体連北空知大会と7月22日から24日で行われた中体連全道大会で、バレーボール部では6月25日から2日間で行われた中体連北空知大会で、バスケットボール部では6月25日からの中体連北空知大会と7月4日から行われた中体連空知大会で、吹奏楽部では7月19日に行われた北空知吹奏楽発表会で、それぞれ妹背牛中学校の生徒は大きく躍動しました。

この6月から7月にかけては、運動部に所属している生徒にとっては「大きな山」を迎えていました。入学して以来、中学校で学んでいる期間中ずっと大きな目標の一つと捉えていた生徒も多かったと思います。

どの大会でも、だれもが勝利を目指して戦い抜く感動の試合展開でした。ギャラリーやスタンドからの応援は選手に力を与えました。選手の躍動は応援者に力を与えました。ベンチやスタンドのチームメートは、ともに練習を重ねてきた出場選手を強い眼差しと声援で追っています。

勝利にこれほどの価値のある大会でした。競技団体の協会の方々、引率の指導者、保護者の方々の、この大会への志の高さを深く感じました。

この夏の大会を通じて、妹背牛中学校の生徒には、自分の存在と価値はもちろん、他の学校の生徒のすばらしさも知ったと思います。

学校では、中体連を含めていくつかの節目によって日常が進んでいきます。例えば、中学時代に妹背牛中学校運動部で活躍していた経験のある方々にとっては、「ああ、中学校では、いまあの時期なんだなあ…!」と共感できるのではないかと想像します。春の修学旅行も、初夏の体育大会や秋の学校祭も同様です。これらの節目とは、中学校での学びのことを後々に振り返る時の一つとなっているのではないかと思います(節目には、もちろん中間テストや生徒総会も挙げられます)。

これら学校の節目について、私は、その一つ一つが学校教育として生徒にどれだけの価値を有することができているか、その節目となる行事等が生徒の人生にとってどれだけどのように次につながるものと自覚させられるか、が重要だと捉えています。本校では、節目となるこれらの行事等を「コアとするカリキュラム」と称し教育課程を編成し教科横断的な視点をもって教育活動を進めています。

 

明日から生徒は26日間の夏休みに入ります。中学生の夏休みには勝利や表彰はありません。ただ、私自身を振り返れば、中学生の夏休みとは人生を形づくる価値ある時間でありました。いまの時代を生きる妹背中生49名も、同様に、目標を定めて価値ある時間となる26日を過ごします。