妹背牛町立妹背牛中学校
お知らせ

4月 校長室より

少年よ、大志を抱け

校 長  渡 邉   現 

生徒から、―――1年生には特に、『妹背牛中学校では、役割を引き受けたら、どんどん自分で挑戦していっていい学校なんだよ。だから心配しないで挑戦してほしいです。』っていうことを校長先生のお話でも伝えていただけたら、いいです。―――と受けました。

4月11日(金)には、生徒会の主催で認証式を行いました。私から、委員長に就任した生徒をはじめ、各専門委員や学級組織の委員長等に就いた生徒へ認証状を手渡しました。

こうして、令和7年度の妹背牛中学校には、場面に応じてリーダーとなる生徒が多様にいる学校となりました。会長もいます。委員長もいます。部長もいますし、当然ながら副会長も副委員長も副部長もいます。学年ごとの宿泊行事に向けては班長もいるし係長もいます。来たる5月の体育大会に向けては団長もいます。どれも大変な役割ですが、生徒は「わたし、やる!」と、どんどんその役割を担い、挑戦してくれています。自ら自律し行動する姿は、妹背牛中の伝統的な姿です。

認証式で校長からこんな言葉をかけてほしい、と言ってくれた生徒の言葉には、深く心を動かされました。当日、認証状を手渡すときには、「妹背牛中学校は、誰にとっても発揮する学校であると生徒が誇れる学校でありたい!」との願いを込めました。

「君たちには無限の可能性がある」と校長から生徒に言葉を送りますが、無限の可能性がある「君たち」とは、果たして誰のことなのだろうと立ち止まりました。「無限の可能性は…もはや自分にはないよな」と、そういえば私は、いつのころからか勘違いとして納めたような気もします。それでも、目の前の少年には、やはり、このような言葉をかけたくなります。

クラーク博士も「少年よ、大志を抱け」と言いました。この言葉をかけてもらった「少年」も、当然ながら、当時の年齢こそ若かれど私たちの人生の大先輩でした。こうして現代で年をいくつか重ねてきている私たち。年を重ねただけで「自分は、もはや少年ではない」と甘んじていいのだろうか。

改めて、少年を自覚して日々こうして大志を抱き、挑戦している妹背牛中の生徒の姿には、本当に感化され、奮い立ち、学びます。「自分がやるしかないでしょ!」「やろうと思えばできる!」「これやってみたい!」。私も、こうあり続けたいです。

3年生は、明日4月23日から25日までの2泊3日で、東京横浜鎌倉方面へ修学旅行に行ってきます。